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Tignes 2
  5月に入り、ほとんどのスキー場が閉鎖となったので、今シーズンの締めくくりを兼ねてティーニュへ行ってきました。 ティーニュは氷河スキーが出来るため夏でも営業してますが、春に一旦締めるとのこと。 すでに周辺のスキー場のレ・ザルクラ・プラーニュ3ヴァレーは閉まっていて、ここティーニュとヴァルディゼールが閉まればいよいよシーズン終了となります。
 普通に考えると、春は春の雪質、気候となり真冬とはまた違ったスキーの楽しみ方をするのですが、隣の写真を見てください。 超・大雪です…。 びっくりしました、というか、あ然としてしまいました。 最後にティーニュに来たのが1月の終わりだったのですが、その時よりも雪多いんじゃないの?という勢いです。 今シーズンのフランスは(再三申してますが…)雪が降らなかったためか、この時期になって下界では、やたら雨降りの日が多くなっていました、そして標高の高い所は雪が降っているという情報は天気予報でも確認してたのですが、この量にはびっくりです。
 さて、雪の量に驚きに来たわけではなく、スキーをしに来たのですから滑ってみました。 この時期のティーニュは営業しているとはいえ、標高の高い一部のみの営業です。 たぶんお客さんの量と、例年の降雪量を見越してのことだと思いますが、リフトを動かしていないのがもったいない位、どこもかしこも雪があります。 一通り滑ってみましたが、ホワイト・アウト(霧や降雪の為、雪面が見えなくなる状態)であまり楽しめませんでした、それでも視界の確保できる時は膝丈前後のパウダーを堪能しました。 この時期にパウダー、しかも真冬でも滅多に味わえないような雪質を5月の半ばに滑るなんてたぶん初めての経験だと思います。 てゆーか、12月・1月・2月にちゃんと雪降ってくれ、頼むよ、フランス。

 左の写真についてですが、上2枚はほぼ同じ場所、下は別の場所で別々の街になっているのですが、いずれもスキー場の入り口でティーニュの中心的な場所です。 し、しかし、両者とも寂しそうですね…、天気が悪くてバックの雄大な景色が見れないというのもありますが、とても世界有数のスキーリゾートには見えませんね。 もちろん、普段はもっとも賑やかで華やかな場所であるということは、私が経験してるので保証します。 ただ、シーズンも最後になると、ショップもレストランも半分以上が閉まっていて寂しい限りです。 たまたま立ち寄った店で、店のオヤジが言ってました。 「シーズン中はひたすら雪を待ってたのに、今は今で大雪にうんざりしてるよ。」
Je suis desole. (ご愁傷様です)
 
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